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20年間の積立投資の結果は
気になる結果の方は以下の様になりました。
- 月1万円の積立で約1,400万 年間配当は約15万円
- 月5万円の積立で約7,080万 年間配当は約75万円
驚きの結果ですね。特に月に5万円でのインパクトが凄いです。
20年前も普通にWindowsとかありましたし、いわゆる大企業の様なイメージがあったマイクロソフトですが、そこから更に成長しています。
こちら20年間の株価の推移、配当金、過去の積立のシュミレーションなどを以下で見てみます。
マイクロソフトの株と配当
1975年創業のWindowsで万人に知られるアメリカのテクノロジー企業です。2004年より配当をスタートしており、2020年現在も増配を進めています。
日本市場では言わずと知れたWindows, PCのSurface, ゲーム機器のX-Box, またビジネス特化のSNSのLinkedlnも買収により手に入れています。
英語表記はMicrosoft で、株式でのティッカーシンボルはMSFTです。
20年前の株価は $31 で現在まで以下のように推移しています。以下のグラフは簡易的に1年間の初めの株価をとったものですが、2014年からの上昇がすごいですね。(ちょうどこの年から3代目のCEOのサティア・ナデラ体制に)
マイクロソフトの株を月に1万円で20年間積み立てていたとすると
20年毎年買い続け、再投資の条件としては以下を設定します。
年に12万と月に1万程の設定としました。
- 毎年$1200 (約12万円) の株式を購入 (月々1万程度の積み立て)
- 配当金に関しては再投資して、株を買い増しする
- 配当金、過去の株価はYahoo Financeを参照
20年後には約1,400万円
今から20年前にマイクロソフトの株を月1万円の積み立てを始めたとしたら、現在約1400万 (USD 132,230) が手元にある計算になります。以下、20年の推移のグラフです。
グラフは2012年から大きく伸びていますが、株価が上昇したことによる影響が大きく出ています。(2012年 $27 -> 2020年 $158 と何と約6倍!)
またグラフでは小さく見えますが2008年にはリーマンショックの影響で$7,159と大きく下げています。これは通常の積み立て金額の$10,800と比較して約7割近くの額。
当時を振り返ると金融危機であらゆる株が大きく値段を下げましたがマイクロソフトも同じくかなりの下げ幅となっています。「株式をやっているとはキチガイ」のような風潮があり、当時は不安の中で資産を引き上げ、新たに株を買おうとする人はほとんどいませんでした。
しかしその後株価は復調し、時価総額は一時Appleを抜き1位になるまでに。(2018年12月)
2014年に3代目のCEOとして就任したサティア・ナデラからの躍進は素晴らしく。かつてのWindowsがメインの収益源だったビジネスから、稼ぎ頭のクラウドサービスのAzure、買収したSkypeを法人向けサービスに紐付け、ハードウェアであれば、PCのSurfaceやx-Boxなど多角化したものとなっています。
事実、昨今のWindowsのサービスは企業にいると明確に使いやすくなっており、働き方改革が進行する中でモバイルからのアクセス、クラウドを利用したファイルシェア、Onedrive, Teamsでの会議などなど、実体験として非常に便利に感じます。(SlackやZoomなどのサービスもありますが、やはりWindowsを基盤とした法人顧客へのシステムは盤石に近いです)
Year | 2000 (Year1) | 2005 (Year5) | 2010 (Year10) | 2020 (Year20) |
A. 毎月$100積み立て | $1,200 | $6,000 | $12,000 | $24,000 |
B. A+複利3% | $1,236 | $6,562 | $14,169 | $33,212 |
C. MSFT 株購入 + 配当再投資 | $1,200 | $5,693 | $13,170 | $132,320 |
20年前からの月々1万円の積み立てで1400万が手元にある。どうでしょう、積み立て投資はバカにできませんよね。国が積み立てNISAなどを奨励しているのもうなづけます。
20年積立での配当は?
さて20年後に1400万となった株価ですが、配当はどうでしょうか?
20年間積み立てた年間配当は約15万円 (USD1,443)となりました。
この域になるとなんと、年間の積立の金額約13万円以上の株が買えています。
グラフの伸び方を見ると後半の伸び方が物凄いですね。逆に最初の10年間は数万円と効果が非常に実感しにくいのがわかります。
マイクロソフトの株を月に5万円で20年間積み立てていたとすると
20年後には約7,080万円
月に約1万円だったものを5万円としてみました。結果は、
約7,080万円
(USD 661,600)
流石に出してみて驚きました。。確かに先ほどの約5倍ですからそうなんですが、改めて数字に出すと驚きですね。。余裕で日本の退職後の2000万問題を通り越してます。
ちなみに普通に月に5万円を20年間積み立てるとすると1,200万円
複利3%で積み立てたとしても、1780万円ほど
20年積立での配当は?
こちらは配当金のグラフです。
20年間積み立てた年間配当は約75万円 (USD7,216)となりました。綺麗な右肩上がりのグラフですね。
株式を長期で保有することによる複利、再投資効果
長期で株を所有していると株価自体の上昇の影響も受けれます。配当以外にも企業活動において、企業が利益を自身の事業への再投資を行うことで企業自体にも複利のような効果が働き、結果として企業価値が上がる効果です。
結果として株を所有すると、配当と企業活動の2つで複利、再投資の効果を受けれているわけです。このことからも長期での資産運用であれば株式所有が有効です。
その他企業も参照に
参考【株価と配当金は?】20年間Appleの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】20年間Amazonの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】20年間P&Gの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】20年間コカコーラの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】2008年の上場からVISAの株を買い続けていたら