目次
20年間の積立投資の結果は
P&Gの積立結果
- 月1万円の積立で約598万 年間配当は約16万円
- 月5万円の積立で約2991万 年間配当は約78万円
20年間で老後の2000万問題を解決した上に、年間75万円の配当所得も得られる結果に。
こちら過去の株価の推移、配当金、過去の積立のシュミレーションなどを以下で見てみます。
P&Gの株と配当
1837年創業の洗剤やシャンプーなどの日用品製造するアメリカの一般消費財メーカーです。50年以上増配を続けており配当王とも呼ばれております。(50年以上増配を続けているアメリカ企業)
日本市場ではアリエール、パンテーン、ジョイ、SK=Ⅱ、ブラウン、ジレット、パンパースなどもはや見ない商品はないというほど多種多様な商品が根付いています。
昔からずっとある気がするのでアメリカ企業というのに気づかない方も多くいるのかと。
また人材輩出企業とも知れらており、ビジネス誌フォー中による社員の能力ランキングでも1位になったことも。日本においてもP&G出身の社員が非常に多く活躍しています。
Procter & Gample、プロクター・アンド・ギャンブルとも表記され、ティッカーシンボルはPG。
20年前の株価は $40 で現在まで以下のように推移しています。以下のグラフは簡易的に1年間の初めの株価をとったものです。途中で下落や平行線の場面もありますが、上場以来順調に右肩上がりです。
P&Gの株を月に1万円で20年間積み立てていたとたとすると
毎年買い続け、再投資の条件としては以下を設定します。
年間購入が12万と月に1万程の設定としました。
メモ
- 毎年$1200 (約12万円) の株式を購入 (月々1万程度の積み立て)
- 配当金に関しては再投資して、株を買い増しする
- 配当金、過去の株価はYahoo Financeを参照
20年後には約598万円
20年前からP&Gの株を月1万円の積み立てを始めたとしたら、2020年の年始めで約598万 (USD 55,917) が手元にある計算になります。以下、推移のグラフです。
特に2012年からの伸びが他の通常の積立を引き離しています。この頃には配当もある程度年間で取得できるようになっており、資産形成が進んでいるのがわかります。
洗剤から美容品、オムツとありとあらゆる日用品を世界中で展開し続け、2000年に入ってからも持続的に成長しているのは流石です。
以下は比較の表です。それぞれの年次にてその他の積立と比較いても高い結果となっています。
Year | 2001 (Year1) | 2005 (Year5) | 2010 (Year10) | 2020 (Year20) |
A. 毎月$100積み立て | $1,200 | $6,000 | $12,000 | $24,000 |
B. A+複利3% | $1,236 | $6,562 | $14,169 | $33,312 |
C. P&G 株購入 + 配当再投資 | $1,200 | $7,473 | $15,507 | $55,917 |
月々1万円の積み立てで598万が手元にある。配当企業への積み立て投資はやはり堅実ですね。
P&Gの配当は?
さてP&Gといえば数ある米国株でも非常に安定した増配で有名です。配当王とも呼ばれています。
積み立てた年間配当は約16万円 (USD1,469)となりました。
綺麗な右肩上がりです。2004年には株式分割により、1株を2分割していますが、正に米国を代表する配当企業といったグラフです。惚れ惚れしますね。
P&Gの株を月に5万円で積み立てていたとすると
20年間で約2,991万円
月に約1万円だったものを5万円としてみました。
約2,991万円
(USD 279,587)
結果は、圧巻の近く3000万を超え。20年間で余裕で日本の退職後の2000万問題をオーバーする記録です。株価や配当の上下も少なくどの年次でも非常に安定していますね。
ちなみに月にUSD 500 (約5万円) を20年間積み立てるとすると約1,284万円
複利3%で積み立てたとして、約1,776万円ほど。
両者と比べても以上に安定的です。
20年積立での配当は?
こちらは配当金のグラフです。
20年間積み立てた年間配当は約78万円 (USD 7,345)となりました。凄まじく綺麗な右肩上がりのグラフですね。これですと、年間の投資額約60万円に更にこれらのお金が加わっていきます。ここからの今後10年を想像すると大きなインパクトですよね。
最初の1万円からと比べると感慨深いですよね。
株式を長期で保有することによる複利、再投資効果
長期で株を所有していると株価自体の上昇の影響も受けれます。配当以外にも企業活動において、企業が利益を自身の事業への再投資を行うことで企業自体にも複利のような効果が働き、結果として企業価値が上がる効果です。
結果として株を所有すると、配当と企業活動の2つで複利、再投資の効果を受けれているわけです。このことからも長期での資産運用であれば株式所有が有効です。
その他企業も参照に
参考【株価と配当金は?】20年間Appleの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】20年間Amazonの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】20年間コカコーラの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】20年間マイクロソフトの株を買い続けていたら
参考【株価と配当金は?】2008年の上場からVISAの株を買い続けていたら